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2021年09月21日

ブルグミュラー25の練習曲集

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今日からブルグミュラー25の練習曲op.100のお話を少しずつしたいと思います。

この曲集は後に続く練習曲の前奏曲ともいえます。そして、第一番にハ長調のカデンツ風の和声によって構成された曲が置かれていますが、これは ツェルニー40番と同じで、この素直な和声進行が生徒さん達にその後の練習に興味を持ってもらえると思います。

まず、1番です。練習の目的は『5指によるレガート奏。強さ、速さが粒のよく揃った、平均された8分音符で綺麗に弾く』ことです。 1小節目から8小節目のA部のうち、最初の4小節は左手のバス(1番下の音)がずーっと主音である「ド」を保続しています。 そして9小節目から16小節目のB部でも最初の4小節間はバスが属音である「ソ」を保続し、それぞれその上に変化する和音を置くことで、素直な気持ちを表しているのでしょう。この曲の部分的なヤマは7小節目の♯、シャープのある和音、曲全体のヤマは14小節目のスフォルツァンドのついた音ですので、この音に向かって弾き進んでゆくとメリハリが出来て素敵ですね。
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