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2020年04月03日

初めて「エリーゼのために」を弾きたい皆さんに

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3月26日はベートーベンの命日でした。

「楽聖」とも呼ばれるベートーベンは、小学校の音楽室に並んだ作曲家の写真の中でも、ちょっと厳しそうな顔をしていますね…      でも、音楽史上 極めて大切な作曲家な1人で、後世の音楽家達に大きく影響しています。

沢山の彼の作品の中でも有名な曲が、あの「ンダダダダーン  ンダダダダーン」で始まる交響曲第5代『運命』や、年末になるとあちこちから聞こえてくる交響曲第9番、所謂、『第九』、ピアノ曲では『トルコ行進曲』そして『エリーゼのために』…

たった3分程のささやかなこの曲に憧れてピアノの練習をしている方も少なくないでしょう

古い話ですが、ザ・ピーナツがカバーして「情熱の花」として歌われたものも素敵でしたね。

まず、曲名が魅力的ですね。エリーゼさんってどういう女性なのでしょう?

幾度も繰り返される『ミレ♯ミレ♯ミシレドラー』このフレーズがエリーゼさんを彷彿とさせ、切なくなりますね。

さて、エリーゼさんについてですが、ベートーベンの周りにエリーゼという名前の女の人は見つからず、テレーゼという女性のことのようです。

実はベートーベンと親しい人達との手紙のやり取りによる伝記を書いた、ノールという人が、「この曲の表紙にエリーゼのために、と書かれていた」としたのですが、どうやら、そこで間違いが生じたようです。

テレーゼはベートーベンが結婚したいと思っていた女性で、この曲を書いた当時、彼女はベートーベンより40歳年下でした。

この年齢差はあまりにも大きく、恋は破れてしまいましたが、この調性の暗さやメロディの寂しさ、切なさが皆に好かれるのでしょうね

因みに、ピアノソナタにも『テレーゼ』の名付けられている曲があるのです。

ベートーベンの気持ち、解りますね
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